施術についての考え方

整骨院は負傷(骨折、脱臼、捻挫、肉離れなど)を治療するための場所です。(骨折、脱臼は応急処置のみ)
しかし、現状として身体が重たい、怠いなどの疲労から来院される方が多いのが整骨院の現状です。
そこでありあり整骨院では負傷された方には整骨(保険診療)を、それ以外の症状を整体(ありあり式整体)を、
負傷がありなおかつ治療効果をより高めたい方には整骨と整体を併用するというシステムになっております。

私はこの業界で16年以上様々なクライアントを診てきましたが、100%満足いく施術が出来たと思えたことは一度もありません。
なぜなら、施術をする側が満足してもクライアントが満足(痛みが取れた、体が軽くなったなど)しなければ、意味がないからです。
クライアントが100%満足できる施術を日々追及しなければなりません。

まず、クライアントは身体に不調を感じて来院されていますので問診を行います。ここで大事なのがいかに相手の情報を聞き出せるかです。
何を求めて来院されたのか、身体のどこに不調を感じているのか、いつから辛いのか、何をしているとき(どの動きで)痛いのか?と具体的なことを聞いていきます。
この時、クライアントの情報を引き出すためには、できるだけしゃべりやすい雰囲気を作ります。

そのために、僕はできるだけフラットな感じでお話しするようにしています。自然体に会話のような問診ができるように心がけております。
遠慮せずに何でも話してください。日常会話が施術のヒントになることも多いです。

症状を聞いたら次は施術です。
負傷されている方も整体(ありあり式整体)を組み合わせることをお勧めします。
症状により施術の方法も変わってきますが、痛みのある患部だけをもみほぐす施術を行うと、圧迫している神経に刺激を与えたり、筋肉の炎症が酷くなったりして痛みが増すことがあります。

体には約200個の骨、約600個の筋肉があります。そこに支配している神経もあります。
ありあり式整体では、まず直接患部を狙うのではなく遠隔的に施術を行っていきます。
できるだけ深い筋肉に浸透するように押圧していきます。
負傷箇所の関連だけでなく身体全体のバランスを整えつつ行います。そうすることにより術後の経過も改善しやすくなります。

施術が終わると次は施術前後の身体の確認を行います。改善されていればそれでOKです。しかし、一時的にとれているだけの可能性もあります。
逆に、施術終わってすぐは変わらないけど、数時間後に体の状態が良くなってきたとの声も聴きます。
いずれにしても、仕事や日常生活を繰り返すことにより症状は元に戻りやすいものです。
痛める前の生活習慣だと、また元の状態(身体の不調、痛み)に戻る可能性が高いですので、日常生活で気を付ける点やクライアントに合ったストレッチ法などアドバイスを行います。
症状の酷い方は元の状態に戻りやすいのいで、最初のうちは続けて治療を受けられることをお勧めします。
直接話しにくいことや悩みがありましたら からでもお気軽に相談できます。
一緒に症状改善を目指しましょう。